転職は年代別によって悩み事や解決策に違いはあるのでしょうか?実際に生涯4回の転職をした体験談から振り返ってわかったことは年代と転職には大きな関係があるのをご存知でしょうか?
私は20代、30代、40代、60代で合計4回の転職体験がありますが、そのうちの20代、30代、40代転職の悩みや解決策、メリットやデメリットを実体験してきました。
この記事では、年代別転職の悩みや解決策をまとめて体験談をご紹介しますので、ご自身の年代をクリックして詳しい特性をご参照ください。
1、年代別転職時の悩みと解決策
2、年代別転職時の悩みと解決策のまとめ
転職時のポイントとなるキーワードはキャリアとスキルの絞られます。以下に年代別のキャリアとスキルの悩みとその解決策についてまとめました。
また、転職のため仕事を辞めたいけれど、上司に言い出せなかったり、職場での人間関係や社会的責任が重くのしかかり、退職の決断が精神的に難しくなることがあります。そんなときに注目されているのが「退職代行業」です。退職代行業については退職代行業とは何か?シニア層におすすめする理由と成功する使い方で詳しく説明していますのでご覧ください。
(1)20代の転職
悩み:
20代では当然職歴が短く、どのキャリアを選ぶべきか将来への展望が不明確で悩むことが多く、スキルにおいても経験不足が理由で希望する職種やポジションへの転職が難しいことが一般的です。むしろ給与や待遇などに拘らないことが大切です。
選択肢1:自身が成長できる転職先かどうか?
選択肢2:安定した職種や企業を選ぶか?
解決方法:
自分の適性は自分ではなかなかわからないものです。そこで第三者のキャリアコーチングやメンター制度を活用して自分の適性や興味を知り、将来のキャリアの方向性を明確にすることをお勧めします。不明確なまま”こうだ!、これに決まっている!”などと希望的観測は避けましょう。
スキルアップのための学習は中長期的に自身の糧になります。自分の興味や趣味に関連するスキルを積極的に学ぶことで、転職市場での競争力を高め、社内研修や社外交流会などがあれば積極的に参加し未経験分野へ視野を広げ質より量を優先し経験を積み上げましょう。
【体験談1】私はセールスエンジニとしての転職時期でしたので、「選択肢1+選択肢2」の両方を叶えるために中小企業から大手企業へ転職しました。その後セールスエンジニアからセールスに転属し多くのライバルのいる中で売り上げを上げるスキルを磨いていきました。特にマーケティングや営業手法としてヒアリング、プレゼンテーション、クロージングについて、心理学、交渉術などの理論を独学で学びその結果がその後の大きな糧になりました。
(2)30代の転職
悩み:
30代になると結婚し家庭を持つ人も多く、家庭とのバランスも大きな悩み事になります。転職しなければ昇進の機会もありますが転職すると不明確になるのではないか?と不安になります。
選択肢1:10年近くの経験を活かし更に専門性を高めるか?
選択肢2:現職よりも興味のあるある新しい分野に挑戦するか?
解決方法:
現職の専門性をコアにして関連する新しいスキルを学ぶことお勧めします。年々いろいろな事と物のスピードが早くなり自身のコアとなることから全く離れた分野では市場競争に勝ち残ることはかなり難しいです。
職種によってはコロナ禍以降定着したリモートワークやフレックスタイム制度などがある企業を選ぶことで、家庭との両立も目指せます。
【体験談2】セールスマンとしての実績を積んだ後の転職時期で競合相手の大手企業へハンティングされ転職しました。声をかけてもらった時は「評価されている!新しい職場への期待感!」の気持ちから達成感が大きかったのですが、入社後社内では「成果を出して当たり前!」、社外では「元いた会社からは誹謗中傷も多く、競合するとピンポイントで攻撃」される環境の中で、達成感が不安感になりストレスも大きく潰れかけたこともありました。そこで、、、これら全部まとめて”邪念”とし、ビジネスとは関係のないことに悩まされるより、むしろ、振り切りステージの違うところで勝負することを考えたところ、スキルアップしかありませんでした。20代での独学を更に磨きをかけて競合他社を振り切るために、困っている人、困っていることを見つけ、解決案を提案するマーケティングを更に学習し売れる市場を分析し買ってもらうにはどうしたらいいか?だけを意識しました。結果、翌年から成果に応じてポジションや給料も増えていきました。
(3)40代の転職
悩み:
募集要項の”年齢制限”の影響が出るのがこの年代で、転職活動の難易度は上がります。”年齢制限”とは、転職企業先から見れば長く働いてほしいと思う残りの年数と転職先の企業文化や社内業務のプロセスへの適応力の有無の2つの面があります。その結果、現職の給与やポジションの維持が必ず保証されるものではありません。
選択肢1:自分の経験やスキルを最大限に活かせるポジションへの転職
選択肢2:コンサルタントやフリーランスとして起業する
解決方法:
新しい環境に順応する意欲とどのように貢献できるかの根拠(なぜ?Why?)をアピールし、必要なスキルや知識を自発的に学ぶ姿勢を示すことができれば転職の成功率を高められます。
【体験談3】市場の変化によって会社組織も変わるもので、納得がいかないまま適応性だけが強く求められ、良くも悪くも弾き出された感がありました。周囲の人から「いろんな人に活かされていることを忘れてはいけない」、「ここはしばら距離を置き時期が来るのを待った方が良い」などアドバイスをもらいながら悶々とした日々を送っていました。今まで会社へ利益貢献することだけを目標にやってきたことが、納得のいかない組織への適応性だけを強いられ、正当に評価されず自暴自棄になっていました。実際に、この頃になると他社からの誘いも多く、高待遇な転職先も多かったのですが、私としてはこの年代で次の転職企業先への適応性に自信がなく、サラリーマンとしてのやり切った感もありました。むしろ、再転職より自分の能力を信じ小さな大企業を目指し起業することもいいかも?と思うようになりました。
3、まとめ
転職理由のNo1は収入アップですが、まさか”給料を多くください”とは言えません。収入を上げるために必要なことをして結果的に収入アップに繋げることが大切です。


引用元:(株)キャリアデザインセンター
⚫️20代では質より量を重視して経験を積み、未経験分野へ視野を広げます。
⚫️30代では自身のスキルを棚卸しして、現職の専門性をコアにして関連する新しいスキルを学びます。
⚫️40代では自身の経験やスキルを最大限に活かせるポジションなら転職は成功します。