「定年後、どうやって働けばいいのか分からない」「スキルも資格もない自分に在宅ワークなんてできるのか」そんな不安を抱えていませんか?かつての私も同じように、退職後の生活に漠然とした不安を感じていました。しかし、60代だからこそできる働き方、あるんです。
在宅ワークといっても、難しいパソコンスキルや専門資格が必須なわけではありません。今はスマホ1台でできる仕事も多数ありますし、これまでの人生経験を“価値”として活かす方法もあります。この記事では、実際に60歳で退職した私が、ゼロから在宅ワークを始めた体験をもとに、「60代 在宅ワーク 始め方」を具体的に解説します。難しい話は一切ナシ。完全初心者でも今日から第一歩を踏み出せる内容になっています。
この記事でわかること |
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・60代初心者でも始められる在宅ワークの選び方 |
・自宅でできる具体的な在宅ワーク5選とその始め方 |
・退職後に得られる「収入」と「心の自由」という新しい未来 |
*以下のいろんな会社のURLはアフィリエイト広告収入目的での掲載ではありません。私自身が現在も利用している”在宅ワークで良かったと思う会社のURL”を実績面から掲載しています。
1、60代在宅ワーク始め方|不安を乗り越えて最初の一歩

「もう60代だし、今さら新しいことなんて…」そう思って、最初の一歩が踏み出せない方は少なくありません。
とくにパソコンやスマホ操作に自信がない方ほど、「在宅ワーク=若い人のもの」と感じがちです。でも、本当にそうでしょうか?
私自身、退職後に初めてスマートフォンをフル活用し、パソコンを触るようになりました。最初は何度も操作ミスをして、登録すらままならず、正直「向いてないかも」と思ったこともあります。でも、今ではこうしてブログを書き、毎月数万円の収入を得られるようになりました。
シニア層には、若い人にはない「強み」があります。
- 長年の仕事で培った 責任感と丁寧な対応
- 目先の損得にとらわれない 安定した判断力
- 地道にコツコツ取り組む 継続力
- 人との関わりから生まれた 豊かな共感力と文章力
これらは在宅ワークにおいて、とても貴重なスキルです。たとえば、クラウドワークスなどで人気の「データ入力」や「商品レビュー」「ブログ記事の文字起こし」などの案件では、速さよりも正確さや誠実な対応が重視されます。シニアならではの“信頼感”が武器になるのです。
シニア層の強みのカテゴリ | 具体例・特徴 |
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ヒューマンスキル | コミュニケーション力、事情聴取力、情熱、人間理解力、自己開示・フィードバック力など。 |
コンセプチュアルスキル | 変革・革新力、企画・立案力、問題解決力、創造力、洞察力、戦略立案力など。 |
豊富な経験と即戦力 | 長年培ってきた実務経験、専門職や技術職での高度なスキルや知識。 |
若手社員への知識・ノウハウ継承 | OJTを通じて実務のコツや業界の動向を丁寧に伝える能力。 |
人脈の活用 | 長年の経験で築いた人脈を活かした業務遂行。 |
自身の強み・経験の活用 | 自分の強み・経験を活かして働けていることが幸福感の要因。 |
また、「月に10万円稼ぐ」ことをゴールにする必要はありません。まずは、「月に1万円」「自分で稼いだ初めての500円」でいいんです。
実際、私が最初に手にした報酬は、メルカリで売った古い茶碗の900円でした。でもその900円が、どんな仕事よりもうれしく、価値あるものに感じられたのです。
「自分にもできる」「家にいながら社会と繋がれた」この実感が、第二の人生に新しい活力を与えてくれます。
そして何より大切なのは、完璧を求めず、まずやってみること。初めはうまくいかなくても大丈夫。操作に戸惑ってもいいんです。繰り返せば、必ず慣れてきます。
60代だからこそ、無理なく、自分のペースで進められる在宅ワーク。最初の不安は、行動してしまえば、意外とあっけなく消えていきます。不安の正体は「知らないこと」への恐れ。知ることで、動くことで、不安は必ず和らぎます。
2、初心者でも安心!60代から始める在宅ワーク5選

「何をすればいいかわからない」これは誰もが最初にぶつかる壁です。ですが、60代の私たちにも向いていて、なおかつ“ゼロから始められる在宅ワーク”は確かに存在します。
ここでは、私自身が実際に試してみて「本当に取り組みやすかった」と感じた在宅ワークを5つご紹介します。
(1)データ入力・アンケートモニター
向いている人:パソコン操作がある程度できる/コツコツ作業が苦にならない人
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトには、文字起こし・商品データ入力・調査内容のコピペ作業などが多く掲載されています。単純作業が多いため、未経験でも安心です。
また、マクロミルやinfoQといったサイトでは、簡単なアンケートに答えるだけでポイントがもらえるモニター案件もあります。1回5~50円程度と単価は低いですが、隙間時間にスマホでできるため、最初の「在宅でお金を得る」感覚をつかむのに最適です。
実体験ポイント:
私は最初、文字単価0.5円の「音声書き起こし」案件からスタート。納期が長めだったため、60代のペースでもじっくり取り組めました。(参考:クラウドワークス)
(2)フリマアプリでの不用品販売
向いている人:断捨離が得意/家に不要品がある/スマホ操作ができる人
家に眠っている洋服・食器・趣味グッズなどを出品するだけで、在宅収入に早変わり。出品は「写真を撮る」「説明を書く」「値段をつける」の3ステップだけ。メルカリ・ラクマ・PayPayフリマなどが代表的です。
実体験ポイント:
最初に売れたのは、使わなくなった急須セット(売値:1,200円)。送料と手数料を引いても900円の利益になり、「これが在宅ワークか!」と実感しました。梱包や発送もコンビニで完結できるので、思ったより手間はかかりません。(参考:メルカリ)
(3)ブログ・アフィリエイト運営
向いている人:文章を書くのが好き/趣味や知識を人に伝えたい人
ブログは、自分の人生経験や趣味を記事にして発信し、広告やアフィリエイトリンクから収益を得る仕組みです。最初はWordPressを使った自作ブログや、はてなブログ・noteなどの無料サービスでも十分。
たとえば、「60代の健康管理」「家庭菜園」「シニアのためのスマホ講座」など、自分だからこそ語れるテーマは数多くあります。アフィリエイト商品を紹介して収益につなげることも可能です。
実体験ポイント:
私は「60代からの在宅ワークブログ」を立ち上げて半年後、月1万円の広告収入を得られるようになりました。文章力よりも「共感されるリアルな体験」が武器になります。(参考:A8.net)
(4)オンライン講師・家庭教師
向いている人:教えるのが好き/過去に専門職・教育職に就いていた人
ZoomやSkypeなどを使って、パソコン1台で授業やレッスンができる時代です。特別な資格がなくても、「小学生の算数サポート」「初心者向け英会話」「料理教室」「手芸教室」など、多種多様な分野でニーズがあります。
シニア世代の方は、信頼されやすく、落ち着いた指導スタイルが評価されやすいという特長も。
実体験ポイント:
私は知人の紹介で「60代向けパソコン教室(Zoom開催)」を週1回開講。参加者は同世代ばかりで、話も合い、やりがいを強く感じています。時給2,000円×月4回=月8,000円と無理のない範囲です。(参考:ストアカ)
(5)Coconala(ココナラ)でスキル販売
向いている人:人の相談に乗るのが好き/特技や趣味を活かしたい人
「人生相談」「文章添削」「名前の占い」「手書きの手紙代行」など、ちょっとしたスキルや経験をサービスとして販売できるのがCoconala(ココナラ)です。価格は500円から自由に設定可能。
60代は“人生経験そのもの”が商品になります。特に、定年後や子育て経験、夫婦関係などについて悩む若い世代からのニーズは高く、「自分には特別なスキルがない」と感じていた方でも十分に活躍できます。
実体験ポイント:
「文章の読み上げ+音声ファイル化」のサービスを出品し、月に数件の依頼が入りました。最初は「売れるかな?」と不安でしたが、“声”に個性があることでリピーターが付きました。(参考:Coconala)
どれも、60代から無理なく始められる在宅ワークばかりです。大切なのは「自分には何が向いているか」を試しながら探すこと。最初の一歩を踏み出せば、世界は思った以上に広がっています。
3、「60代初心者向け|在宅ワーク始め方ステップ完全ガイド」

在宅ワークを始めたい。でも、何から手をつけたらいいのか分からない。そんな時こそ、焦らず一つひとつ、ステップを踏んでいくことが大切です。
ここでは、60代の初心者が最初の一歩を踏み出すための具体的な流れをご紹介します。
(1)まずは「自己棚卸し」をしてみよう
机に向かって、ノートとペンを用意しましょう。やることはシンプルです。
- これまでの仕事経験(例:事務職、販売員、介護職、技術職)
- 得意だったこと、褒められたこと(例:「丁寧だね」「教え方がうまいね」)
- 趣味・好きなこと(例:ガーデニング、手芸、料理、カメラ)
- 人からよく相談されること(例:子育て相談、人生相談)
これらを思いつくまま、箇条書きで書き出します。ポイントは、「こんなこと、仕事にならないよな」と決めつけず、とにかくリストアップすること。後から意外な強みが見えてきます。
(2)クラウドソーシングに登録してみよう
「クラウドワークス」「ランサーズ」などに無料登録して、どんな仕事があるかを眺めてみましょう。この時、無理に応募する必要はありません。まずは “世の中にはどんな在宅ワークがあるか” を知る だけで十分です。
【例:実際に掲載されている仕事】
- 商品レビューを書く(1件100円~)
- 簡単なデータ入力(1件500円~)
- Webサイトの誤字脱字チェック(数十円~)
スキル不要、初心者歓迎の案件も多数あります。「自分にもできそう」という感覚を掴みましょう。(参考:クラウドワークス)
(3)簡単な案件で「成功体験」を得よう
いきなり高単価の仕事に挑戦する必要はありません。最初は、1件100円でも、500円でも、受注して完了させることが目標 です。「納品して、報酬が振り込まれる」という経験をするだけで、モチベーションが一気に上がります。
【私の最初の成功体験】
クラウドワークスで「100文字のコメント作成(1件50円)」に応募。
10件書いて500円を受け取り、「自宅にいながらお金が稼げた!」と心から感動しました。
この小さな成功体験を積み重ねることが、次へのステップになります。
(4)SNSやブログで「情報発信」を始めよう
自己紹介ページを作ったり、日々の在宅ワーク体験を発信したりすることで、自然と信頼が積み上がっていきます。Twitter(現X)やブログで「在宅ワーク初心者の日記」を発信していると、同じ初心者仲間からコメントをもらえたり、ちょっとした仕事依頼が舞い込むことも。
【おすすめの発信内容】
- 今日やったこと(例:「初めてアンケートモニターをやりました!」)
- 成功体験・失敗談(例:「納期ギリギリで焦った話」)
- 自分の強みや目指す目標(例:「月1万円達成を目指します」)
発信は「営業」ではありません。自分を知ってもらうための名刺代わり と考えると気が楽です。
(5)「毎月の目標金額」を決めて、継続する
在宅ワークは「一夜で大金持ち」にはなりません。だからこそ、コツコツ積み上げることが何より大事です。
【おすすめの目標設定例】
- 1ヶ月目:まず500円を稼ぐ
- 2~3ヶ月目:月1,000円を目指す
- 半年後:月5,000円~10,000円
そして「1万円を超えたら、自分にご褒美!」など、小さな達成感を積み重ねましょう。目標金額を可視化すると、日々のモチベーション維持にもつながります。
(例)目標管理シートを自作して、達成したらシールを貼るだけでも効果絶大です。
◆ポイントまとめ
ステップ | やること | 心がけること |
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①自己棚卸し | 過去・得意なことを書き出す | 「これも強み」と素直に認める |
②クラウド登録 | 仕事の種類を見てみる | まず「知る」だけでもOK |
③簡単な案件受注 | 小さな報酬を得る | 成功体験が最大の財産 |
④情報発信開始 | SNSやブログを始める | 続けることで信用が生まれる |
⑤目標設定&継続 | 月収1万円を目指す | 小さなご褒美で自分を褒める |
4、60代でも遅くない!在宅ワークで得られた3つの変化

60歳で退職し、在宅ワークに挑戦してから、私の生活には想像以上の「プラスの変化」が訪れました。ここでは、リアルな体験に基づき、特に実感した3つの大きな変化についてお伝えします。
(1)生活にハリが出た~「朝の目覚め」が変わる~
退職後、何より恐れていたのは「毎日が無目的になる」ことでした。特に予定のない朝、テレビをぼんやり見ながら時間が過ぎていく、そんな日々が続くと、心も体もだんだん重くなっていきます。
在宅ワークを始めてからは違いました。「今日は○○の案件を仕上げよう」「ブログに1記事アップしよう」こうした小さな目標が毎日にリズムを与えてくれたのです。
■実感した変化
- 朝、自然に早起きするようになった
- 目標があることで、身だしなみにも気を配るようになった
- 小さな達成感が積み重なり、心が前向きになった
在宅ワークは、単なる“収入源”ではありません。生きるモチベーションそのものを取り戻してくれました。
(2)お金の不安が軽減された~「わずか+α」が心を支える~
定年後、最大の不安は「収入が年金だけで足りるのか」という現実的な問題でした。もちろん、在宅ワークでいきなり大金を稼げるわけではありません。
それでも、たとえ月5,000円、1万円でも、自分の力で稼いだお金が手元にあることは、精神的な安心感につながりました。
■実感した変化
- 「急な出費」に対して、あわてなくなった
- お小遣い感覚で趣味や孫へのプレゼントに使える
- 「まだ働ける」という自己肯定感が高まった
「わずかな収入」と侮ってはいけません。“自分の力で稼げる”という事実そのものが、心の支えになります。
(3)新しい人との出会いが生まれた~「オンライン社会」で世界が広がる~
60代になると、新しい人間関係を築く機会はどうしても減ってしまいがちです。しかし、在宅ワークを通じて、思いがけない形でたくさんの出会いがありました。
■実感した変化
- 同世代で同じように在宅ワークを頑張る仲間とSNSでつながった
- クラウドソーシングで仕事仲間とチャットをする機会ができた
- オンライン講座で全国の受講生と交流できた
パソコンの画面越しでも、「頑張っている仲間がいる」という事実は大きな励みになります。孤独感も和らぎ、自然とコミュニケーション能力も磨かれました。
なにより、「自分もまだ社会とつながっている」という実感が得られたこと。これは、在宅ワークを始めなければ得られなかった、大きな財産です。
5、60代在宅ワークで「心が自由になった」という実感

在宅ワークを始めて、私が一番強く感じたのは、収入以上に「心の自由」を取り戻せたことでした。会社員時代、私たちはどうしても「組織のルール」や「人間関係」に縛られ、知らず知らずのうちに、「こうしなきゃ」「失敗してはいけない」と自分を追い詰めて生きてきました。
退職後もその習慣が抜けず、どこかで「自由なはずなのに、心が縛られている」感覚を抱えていたのです。しかし、在宅ワークを始めてから、その感覚は大きく変わりました。
年齢層 | 就業率 |
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60~64歳の就業率 | 73.0%(2023年) |
65~69歳の就業率 | 50.8%(2023年) |
70~74歳の就業率 | 34.0%(2023年) |
75歳以上の就業率 | 11.4%(2023年) |
【引用元】経年調査から見る働くシニア就業者の変化<パーソル総合研究所>
(1)自分で「選べる」「決められる」日々の喜び
在宅ワークは、何時に働くか、どの仕事を引き受けるか、自分で選べます。
- 今日は少し疲れているから、作業は午後から
- この案件は自分に合わないから、お断りしよう
- もっと好きな分野に挑戦してみよう
そんなふうに、自分に正直に、無理せず生きられるようになりました。それだけで、心が驚くほど軽くなったのです。
(2)スケジュールも、気分も、自分次第
- 「朝はゆっくり、午後から集中して働く」
- 「週末は家族との時間を優先する」
かつては叶わなかった生活リズムが、今は自分でデザインできます。スケジュールを自分でコントロールできる喜び、そして「断る自由」があることで精神的ストレスが激減したことは、想像以上に大きな幸福でした。
(3)「失敗してもいい」と思える自由な挑戦
- 在宅ワークでは、失敗しても、叱責されることはありません。
- 挑戦してみて合わなければ、また次を探せばいい。
- 「失敗=ダメ」ではなく、「挑戦=前進」と素直に思えるようになったのです。
この感覚は、60代の私にとって、まるで「心に新しい風が吹いた」ような清々しさでした。
(4)まだまだ「これからできること」がある
在宅ワークを続けるうちに、私は新しい自分に出会いました。
- ライティングに向いていた
- 誰かの悩みを聞くのが得意だった
- 知らないうちに、人を励ます力があった
60代になっても、「まだ伸ばせる可能性がある」と知ることは、人生に対する希望そのものです。「もう終わり」ではなく、「これから何にでもなれる」そんな前向きなエネルギーが、静かに、でも確かに心に灯りました。
(5)60代在宅ワークは、未来を自由にデザインするチャンス
在宅ワークで手に入ったのは、単なる収入ではありませんでした。それは、自分で決める日々、失敗を恐れず挑戦できる自由、そして「これからも成長できる自分」という、新しい希望。
60代という年齢は、決して「終わり」ではありません。それはむしろ、これまで培った人生経験という財産を活かし、「自分らしく生き直す」ためのスタート地点なのだと、私は今、心から実感しています。
今日、この瞬間からでも遅くありません。一歩踏み出せば、きっと、「こんな生き方もできたんだ」そんな未来が、あなたを待っています。
6、まとめ:これだけは押さえておきたい6つのポイント
60代でも在宅ワークは遅くない。行動するかしないかが分かれ道
初心者向けの仕事は多数。特別なスキルがなくても始められる
“まず1万円稼ぐ”を目標に小さな成功体験を重ねよう
詐欺や過剰広告に要注意。冷静な判断が必要
SNSやブログも立派な仕事のきっかけになる
最初の一歩は「やってみること」それが最大の突破口